【ゴルフ練習場向け】好調な施設と不調な施設の特徴

ゴルフ練習場業界はここ数年で、
プロダクトライフサイクルの中で成長期から成熟期、衰退期に一気に推移しました。
コロナ禍でのゴルフユーザーの増加によって、
恩恵を受けていたものが収束していたのが要因かと思います。
成長期の時は、認知拡大さえできれば増収増益をできますが、
成熟期以降では、顧客に選ばれる施設づくりをしないと売上は伸びなくなります。
現在各エリアで好調なゴルフ練習場さんは、
「自社のターゲットを明確にし、そのターゲットに対する提供価値を最大化」しています。
事例①:弾道測定器を導入など練習環境への投資を実施し、ゴルフ練習環境の強化
昨今の好調施設さんは、マットなどの打席環境の充実以外にも、弾道測定器など、
練習の質のアップをしています。
中上級者の数値で分析して練習したい、ラウンドモードなどでバーチャルゴルフをしたいというニーズを満たしています。
事例➁:インストラクターの採用、ブランディングを実施し、ゴルフスクールの強化
若年層向けのゴルフインストラクターを採用し、SNSで発信。
地域のゴルフをはじめようとしている若年層や女性の方をメインターゲットに差別化を図っています。
昔ながらのゴルフスクールではなく、今からゴルフをはじめようとしている若年層でも通いやすいゴルフスクールのブランディングを行っています。
事例➂:ゴルフショップなどを併設し、練習だけでない価値の創造
ゴルフショップや、工房を併設し、練習以外でゴルファーのニーズを満たしています。
さらに、ゴルフ以外のサービスとしてフィットネスジム、カフェの併設なども行い、
競合他社では提供できない差別化を図っています。
上記に対して、不調なゴルフ練習場さんは、「安売り」をしています。
集客ができないから安売りをしているのかもしれませんが、
全体的な安売りをしているところは苦戦を強いられています。
自社の強みを明確化し、時間帯、打席の場所などで一部だけの安売りをしている施設さんは、
逆に上手く集客を実現できています。
今後さらにゴルフ練習場マーケットは苦戦していくことになりそうですが、
マーケティングを見直す時期にきているかと思います。
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